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| この4月から、新設の「先端領域融合医学研究機構」の機構長を務めさせて頂くことになりました。この研究機構の設立の経緯と活動状況については、このホームページに詳しく紹介されています。全面的に改修されたE研究棟のオープンラボで、新しく全国からリクルートされた若手チームリーダーの方々のお世話をさせて頂くことを、大へん光栄に思っています。 大学院の博士課程を修了してから、海外の研究室でポスドクの経験を積み、そのあと独立したラボをもち、自分のテーマで研究をスタートするというのは、若手研究者のもつ共通の夢であります。京大医学研究科における本研究機構の設立は、こういった若手の独立研究者の育成のための機関として、わが国では最初の試みといってよいでしょう。30歳代でこの夢が叶えられ、小さいながら独立して研究を行えるスペースと、研究費、および何人かのスタッフの人件費を与えられ、自分自身の目指す研究に打ち込むことができるのは大へん幸せなことです。このポジションに選ばれた若手チームリーダーの方々は、この恵まれた環境下で思う存分に研究に打ち込んで頂きたいと思います。4年間というのは長いようで短い期間であり、この限られた期間内に優れた成果をあげなくてはならないことは、かなりのプレッシュアになるかもしれません。しかし、これはこれまで多くの優れた研究者が辿ってきた道程でもあります。 京都大学医学研究科が、全国に先駆けてこのような若手研究者のためのオープンラボを設立され、新しい領域の融合による独創的研究の展開を目指しておられることに敬意を表します。また、この研究機構の設立を計画され、その実現に努力された教授の方々、担当の事務の方々に、この機構で働く若手リーダーの全員とともに心から感謝いたしたいと存じます。 最後に簡単に自己紹介をさせて頂きますと、私は昭和29年に東大医学部を卒業、インターンの後、基礎医学に進みました。ニューヨーク大学で4年間の研究生活を過ごし、帰国後は1990年の停年まで、主に東大医科学研究所で生化学・分子生物学の研究と教育に従事しました。停年後は3年間をスタンフォード大学とDNAX研究所、8年間を東京工業大学の寄付講座で研究を続けました。その後、3年ほど岡山の山陽学園で研究とは別の仕事をしていましたが、この度また京都大学でこのような魅力ある研究活動の場を与えられたことを大へん幸せに思っています。 |
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